今日トピ blog

みんなに知ったかぶりできるマーケット情報

今のマーケットを考える

本来、株価が行き過ぎた上昇にブレーキをかけるのは?

そう、金利だよね

リスクオンのマーケットになると、債券が売られて株が買われて株高になる

債券は売られると価格が下がって金利が上昇する

金利の上昇はお金を借りる時のコストが増加する

これが消費を抑えたり、企業の資金調達コストの上昇による利益減少に繋がる

で、株価には逆風になって株価のブレーキになる

ところが、11月に3456円も上昇した日経平均の陰で日本の10年債利回りは…
0.02%〜0.04%でほとんど変わらない状態

これは米株も同じ話で…

NYダウは11月に約3100ドルも上がったのに
米の10年債利回りは…
約0.85%でほぼ固定

だからドル円もほぼ104円台の動き

これだけ株が上がって、金利が全く動かないってどういうことか?というと、

株は買われてるけど、その資金は債券を売って作ったお金ではない…ということ

じゃあどこから出てきたお金なのか?

簡単に言えば、世界中の中央銀行がコロナを理由にお金を擦りまくって出てきたお金

つまり世界的な金余り状態が今のマーケットを形成してる

特にコロナワクチンの実用化の話が具体化してきた11月初めから株高が本格化してきたよね

これでリスク取っていけるって感じになってしまった

結果、債券売らなくてもジャブジャブに余ったお金が一気にリスク資産である株に流れた

で、それでも物足りない投資家は訳の分からんビットコインを買いまくって爆上がりしてしまってる

金利というブレーキが効かない株式マーケットは暴走機関車のように上に上にと暴走している…

もう怖いわ

日経平均の中でも特に上がってるのは、いわゆる値嵩株というヤツ

代表的なものは…

ユニクロのファーストリテーリングの株価って8.7万円

東京エレクトロンの株価って3.6万円

ファナックの株価って2.6万円

株の取引は、100株単位だからファーストリテーリングの株を買うには870万円必要になる

東京エレクトロンなら360万円、ファナックなら260万円…

これって個人投資家がドンドン買える値段か?

違うよね…

これは完全に大量の資金を持ってるヘッジファンド機関投資家しか取引できないでしょ?

今この状況で美味しい思いをしてるのは…

そういうプロの投資家のみ

やってられないよね…

と、いうことで、

今言えるのは、株は読めないけど、金利は変わらないということ…

つまり、今後株が上がろうが下がろうが、債券価格は関係ないということ

円高リスクについては、やはり気になるので、日本の債券が安心

ということになるのかな…

今朝も米株が爆上げ

どうしても今の日本株高に乗りたいなら…

日本株ファンドとダブルインバースを同時に買うという作戦

日経平均が上がるなら、その上昇に乗れる…
反面ダブルインバースはその上昇率の2倍の損失が出るけど、そこは無視

日経平均が下がってきたら、日本株ファンドは下がるけど、ダブルインバースはその下落率の2倍の利益が得られる

どっち転んでもいい究極の作戦です。

悪くないでしょ?

匠とダブルインバースの同時購入とかね

今のようなマーケットならこの方法がベストかもね