先週金曜日の米マーケットはダウもNASDAQもS&P500も全て史上最高値を更新って
このクソ異常な今のマーケットを表すキーワードは…
「コロナ・ゴルディロックス」
ワクチンによる景気回復を期待しながら金融緩和の継続をも前提とする、矛盾する均衡の上に成り立つ今のマーケットの状況のこと
この状況を象徴してるのは…
先週金曜日に米の雇用統計の結果が予想よりかなり悪かったのに、
来週15日からのFOMCで追加緩和が期待されてからの〜
米主要3指数揃って最高値更新…みたいな
まさに、いいとこ取りみたいな話だよね
で、日経平均に関して興味深い話が、今の日経平均を主に押し上げてるのは225銘柄の中でたった5銘柄という話
この5銘柄って何だと思う?
それは…
ファーストリテイリング
ソフトバンクグループ
ダイキン工業
東京エレクトロン
エムスリーの5銘柄
これで「日経平均5」なる指数を算出すると、年初来の上昇率は11月末時点で58%に達してるんだと
半面、残った220銘柄で算出した「日経平均220」は昨年末より5%安いって
オドロキ〜⁉️
で、同じ期間の日経平均全体の状況率は約12%だから、この5銘柄の上昇率が日経平均全体を押し上げてるという話…
日経平均採用銘柄の7割が昨年末の水準を上回ってないらしいから、日本株全体でみればまだ上がっていない銘柄は多い…ということ
米国でも同じ話ということで、GAFAM5銘柄は、昨年末比で株価が7割上昇したアマゾン・ドット・コムを筆頭に、いずれも年初来の株価上昇率が3割超え
で、この5銘柄を指数化すると、年初来の上昇率は約50%
この5銘柄はいずれもS&P500の構成銘柄だから同指数が11月末までに年初来で12%上昇し、史上最高値まで駆け上がる原動力になったんだけど…
一方で、残る495銘柄で「S&P495」指数を算出してみると、同期間の上昇率はたったの5%だって
限られた銘柄への投資マネーの集中は、日米の株式市場に共通の現象だと
一部の銘柄の株価だけが際立って上昇し、残りの多くの銘柄はさえない──。
こうした二極化は「K字型」と呼ばれるコロナ相場の大きな特徴のひとつということ
日本株については、外国人投資家の日本株買いが指数を押し上げるよね
外国人投資家って、今年は年初からこれまでに日本株を現物と先物を合わせて約10兆円も売り越してたらしい
で、そいつらが11月に現物と先物合計で3.1兆円買い越したらしいけど、年初から見ればまだ約6.5兆円の売り越し状態だって
と、いうことは…
こいつらの動き次第ではまだ行っちゃう可能性はあるという話
その証拠が日経平均オプションの21年1月物のコールは権利行使価格2万7500円の建玉が増えてるって話
コールオプションと言えば上がって儲かる仕組みだよね
プットオプションはその逆ね
さっきの話は日経平均が27500円になる可能性に期待してやるオプション取引だから、まだまだ中期的な先高期待は広がってるという状況
今週金曜日のメジャーSQは今のところ大きくマイナスになる状況ではないみたいです
ただ、来週からは外国人投資家もクリスマス休暇に入ってくるからね〜
でも、相当マーケットは強そうだから手仕舞い売りというのも限定的なのかな〜
今後のリスク要因は…
コロナワクチンがちゃんと行き渡って、コロナが本当に恐怖じゃなくなって、世界の金融政策が緩和から引き締めになること…
これっていつの話だよ!ってことだけど…
3年後???
少なくともすぐではないよね
すぐの話をとしては…
米の年末商戦の結果が予想より下回ると…
景気回復の長期化で株価調整
とか、
来週のFOMCの追加緩和期待が裏切られての株価調整
とか、
ま、かなり楽観的だからはしごが外された時の転落は相当だと思います
これだけの株価の盛り上がりの中で今年マイナスのままの資産アセットは
米ドル
欧州株
コモデティ全体と…
リートです(^_^*)
ま、ポジティブに考えればまだ伸びしろあるってことかな…